「学校併設の学童ってどんな場所?」
「何をして子どもたちは過ごすの?」
「学童に通わせるのはかわいそう?」
小学校入学を控えたお子さんのいるママさん!特にお仕事をしているワーママさんは『学童』について不安や疑問を抱いているのではないでしょうか?
住んでいる地域によって異なるとは思いますが、1つの参考に私が住んでいる東京23区内の区立小学校の学校併設の学童についてお話したいと思います。
学校併設の学童もなかなか良いですよ。
そもそも『学童』とは?
学童とは、放課後や夏休みなどの長期休みに保護者の代わりに「小学生」を預かり、適切な遊びや生活の場を提供する保育サービス。
学童保育の設置形態
正式名所は「放課後児童クラブ」
- 公的機関が運営を行う「公設公営」
- 民間機関が運営を行う「民営民営」
- 公的機関が設置し、民営機関が運営を行う「公設民営」
の3つに分かれています。

息子の学童は「公設民営」
学童保育の種類
実は学童にも3つの種類があるんです。
厚生労働省管轄「放課後児童クラブ」
一般的に『学童』と呼ばれている施設。
共働きなどで保護者が家庭にいない小学生を対象に適切な遊びや生活の場を提供する場所。
放課後児童支援員や保育士が配置されています。

息子の通っている学童は働いていなくても登録すれば通えるよ。
文部科学省管轄「放課後子供教室」
すべての子供を対象に、地域の方々の協力の元、学習・交流活動・スポーツ・文化活動などの機会を提供する場所。
民間法人が管轄「民間学童保育」
民間法人が運営する学童。
英語やスポーツなど様々なプログラムが用意されていることが多く、また夜遅くまでの預かりや夕食の提供など柔軟な対応を行なっている施設が多い。その代わり、利用料金は公営の学童よりも高い。
学校併設の学童ってどんな場所
息子が通っている学校併設の学童は、両親の就労の有無に関わらず登録を行えば全ての児童が通うことができます。
ただし、2つに区別されて利用できる日時は異なります。
両親が就労していない場合 | A会員 |
就労証明を提出して許可がおりた場合 | B会員 |
B会員(就労証明を提出必須) | A会員(誰でも利用OK) | |
対象児童学年 | 6年生まで | |
保育時間 | 放課後~18時まで | 放課後~17時まで |
振替休日・長期休み | 8時15分~18時まで | 利用不可 |
延長利用時間 | 19時半まで | 利用不可 |
利用料金 | 無料 |
「学童=親が就労している低学年の子どもが通う場所」だと思っていたので、全ての子どもが6年生まで、しかも無料で利用できることに驚きました。

6年生まで通えると言っても、実際に通っている子は低学年が多数!
1日のスケジュール(学校運営日)
息子が通っている学童の1日の流れは以下の通り。
授業終了後 | 登室 |
学習タイム(30分) (1.2年生のみ宿題や学童が用意したプリントを行う) |
|
始まりの会 | |
フリータイム
週1度:ドッジボール大会・体操 |
|
16:30~ | 片付け・帰りの会 |
17:00 | 集団下校 |
17:00~19:30 | おやつ・室内遊び |

宿題をやって帰ってくるのが本当に助かる!しかも学童の先生がしっかりチェックしてくれるという!!
イベントがない日のフリータイムは、校庭や体育館でドッジボールやサッカーなど体を動かしていることも多く、たくさん運動して帰ってきますよ。
おやつタイムは17時過ぎ。1回70円で市販のおやつをいただけます。
月に2回ほどイベントも開催
毎月の誕生日会や季節に合わせたお話会のほか、月1度は以下のような楽しいイベントがあります。
- 誕生日会
- 季節のお話会
- 将棋大会
- ハーバリウム作り
- 風鈴作り
- プラ板作り
などなど・・・。
週1回はドッジボール大会や体操の専門講師の方が来て集団遊びもしてくれますよ。
『学校併設の学童=ただ預かってくれるだけ』とイメージを抱く方もいるかと思いますが、けしてそんなことはありません。

学校併設の学童を侮るべからず!子ども達が楽しく通えるように工夫してくれていますよ。
学童に通う息子の反応は?
私が家で働いていることもあり「ママが家にいるのに僕はどうして毎日学童に行かないといけないの?」と息子には素朴な疑問があるようです。
夏休み明けは「今日は学童に行きたくない!!」という日が増えました・・・。
ただ学童に行った日も帰ってくる時は「楽しかった♪」と笑顔で帰ってきます。けして学童が楽しくないから行きたくないワケではないんですよね。
今は私の仕事の状況に合わせて、毎朝息子と相談して学童に行くのか否かを決めています。
在宅ワークだからこそ柔軟に対応できる一方で、在宅ワークだからこそ「学童に行きたくない問題」が発生しているとも言えます。笑
「学童に行きたくない」その理由とは?
周りのママ友と話すと「うちもあまり学童に行きたがらないんだ〜」と話すママが結構いるんです。
学童に行きたがらない理由を聞くと、だいたいこんな感じ
- 勉強タイムが嫌だ( 男の子に多いイメージ)
- お腹がすいちゃう(おやつは17時過ぎ・・・)
- 学童に行っていない友達と一緒に帰りたいor遊びたい
「学童=行かなきゃいけない場所」だと認識してくれれば良いのですが、一度でも「行かなくてもいいんだ」って経験をすると「行きたくない」ってなる子が多いイメージです。
最近の息子は「学童に行っていない友達と一緒に遊びたい」という理由で行きたがらないことが増えました。

夏休み明けから放課後に友達が家に遊びに来たり、一緒に公園に行ったりする機会が増えたよ。こうやって子どもの世界が広がっていくのねとしみじみ。
学童に通わない子も多い
息子情報にはなりますが、ご両親が働いていても学童に通っていない子も結構多いようです。年上の兄弟姉妹がいる子や親がリモートワークの場合に多いと感じます。

毎日フルで通っている子の方が少ないイメージ。みんな放課後何しているんだろう???
学童はありがたい場所
「学童に行くなんてかわいそう!」そんな言葉を耳にしたことはないですか?
私はかわいそうだとは思いません。
学童の先生方は子どもたちが安全に楽しく過ごせるようにいろいろな工夫をしてくれています。
家に帰って来ても仕事中はなかなか構ってあげられないので、学童でお友達と楽しんで帰ってくると親としては安心です。
「学校が終わったらすぐに宿題!」の習慣が身についたり、家ではできないような工作ができる機会もあるので、子どもにとってもたくさんメリットがありますよ。
また学童に通うことで、上級生とも仲良くなって楽しそうです。
ただ「絶対に学童に行きたくない!」という子がいるのも事実。ストレスからチック症状が出てしまった知り合いの子や学童に行きたくない子どもの意見を尊重してフルタイムからパートになったママもいました。
その子その子に合わせて対応が必要なのだと思います。
我が家は今後も私の仕事の状況や息子の気持ちなどを踏まえて、柔軟に学童を利用したいと思っています。

ちなみに、夏休みには民間の学童もスポットで利用しました。
お友達には習い事感覚で、週1回民間の学童に通っている子もいますよ。
もし学童に通わせるか悩んでいる方は、申込みはしておくべきだと思いますよ。選択肢は多い方が良いし、何か困った時に預け先があると安心です。
お住まいの地域によって、通える条件・金額・時間も全く異なると思うので、よくチェックしてみてくださいね。
小学校1年生の生活に関する記事は→こちら←
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